「やらなきゃいけないのに、なぜか体が動かない。」

そう感じているあなたは意志が弱いのではありません。やる気の出し方を知らないだけです。

著者の内藤誼人さんは立正大学客員教授で心理学者。社会心理学の知見をもとに、面倒くさがりでも行動できるようになる具体的な方法を解説しています。本書には70項目ものやる気スイッチが詰まっています。

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1. 下準備に時間をかける

やる気が出ない原因の一つは「何から始めればいいかわからない」という状態です。

仕事には必ず下準備が必要です。やることの段取りに時間をかけましょう。準備のための時間は作業中に発生する余計な手間を減らしてくれます。例えば電話をかける前に話したいことをあらかじめ整理したり、聞かれそうな質問の答えを用意しておくことで、かけ直すという手間を防ぐことができます。

準備が整っていると、作業に入るハードルが大きく下がります。


2. 2割の仕事に全力で取り組む

全ての仕事を完璧にこなそうとするから疲弊するのです。

パレートの法則によれば、成果の8割は全体の2割の仕事から生まれます。つまり重要な2割の仕事に集中することで、最小の努力で最大の成果を出すことができます。

全部に100%の力を注ごうとするのをやめて、本当に重要な仕事だけに全力を注ぎましょう。


3. 作業は全て1回で終わりにする

同じ作業を何度も繰り返すことほど非効率なことはありません。

メールを読んで後で返信しようと思ったり、書類を見て後で処理しようと先延ばしにしたりしていませんか?これが面倒くさがりを加速させる原因の一つです。

触ったものはその場で完結させる習慣をつけるだけで、作業の無駄が大幅に減ります。


4. 仕事を終える時間を決める

「終わるまでやろう」という考え方は、かえって生産性を下げます。

終わりが見えない作業はやる気を奪います。反対に「今日は21時に終わらせる」と決めると、その時間内に終わらせようとする集中力が生まれます。

締め切りは外から与えられるものだけではなく、自分で設定するものです。意図的に終了時間を決めることで、同じ仕事でも驚くほど効率が上がります。


5. 100点を目指そうとしない

完璧主義はやる気の最大の敵です。

100点を目指すから着手できないのです。まず60点でいいから完成させることを目標にしましょう。一度形にしてしまえば、後から改善することができます。

完璧を目指して何もしないより、不完全でも行動した方が必ず前に進めます。


6. 重たいカバンを持ち歩かない

人間は姿勢がちゃんとすればするほどやる気になります。寝っ転がっているより座って、座るより立った方がエネルギーが高くなります。

これと同じ原理で、重たいカバンを持ち歩くと体が疲弊してやる気が削がれます。持ち物を最小限にして体の負担を減らすことが、行動力を維持することに繋がります。

身軽な体が、軽い気持ちで行動できる土台を作ります。


7. 人から褒めてもらう

人間はほめられることで脳内にドーパミンが分泌され、やる気が高まります。

自分一人で頑張ろうとするより、誰かに進捗を報告して褒めてもらう環境を作ることが、やる気を継続させる最も簡単な方法の一つです。

友達に目標を宣言する、SNSで進捗を報告する。誰かに見てもらっているという意識が行動力を大きく後押しします。


8. 簡単な仕事から取り組む

やる気が出ない時は、簡単なことから始めましょう。

小さく早く終わるタスクからやることは、坂道を登る前の助走のような仕組みです。簡単なことを一つ終わらせると「やれた」という小さな達成感が生まれ、次の行動へのやる気に繋がります。

面倒な大きな仕事の前に、メールの返信や簡単な整理整頓から始めてみましょう。


まとめ:やる気は「待つ」ものではなく「作る」もの

本書が伝える最大のメッセージはこれです。

やる気が出るまで待っていても、永遠にやる気は出ません。やる気は行動することで後からついてくるものです。

まず簡単なことから始めて、下準備を整えて、100点を目指さない。この小さな積み重ねが、面倒くさがりの自分を変えていきます。

今日から一つだけ実践してみませんか?

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